子供の健康のために食べ物やお水に気をつけているという方も多いと思いますが、子供の口に入るものの割合は、実は食べ物が7%、水分が8%、残りの85%が空気となっています。
つまり、いくら食べ物や飲み物に気をつけていても、空気が一番体内に摂取されているのですね。
また食べ物や飲み物は口に入っても尿や便などで排泄することができますが、空気は肺に入ると血液の中に取り込まれ、全身を巡ってしまいます。
特に子供は新陳代謝が高く、呼吸量も大人の2倍あるため、ホコリやダニ、化学物質、タバコの煙などが含まれた空気をたくさん吸い込んでしまうのです。
ですので、食べ物や飲み物に気をつけることも大事ですが、子供の健康を考えるのであれば綺麗な空気環境もしっかり作ってあげる必要があるのですね。
1)換気
空気を綺麗にして、その状態を保つには、こまめに換気をすることが大事です。
締め切った部屋というのは、5時間ぐらいで化学物質が最大濃度になると言われています。
朝起きた時、外出から帰った時、掃除をしている時などは空気を入れ替える習慣をつけて、化学物質を外に出しましょう。
2)空気清浄機
もし、天気が悪かったり真冬で寒かったりする場合は、空気清浄機があると細かい粒子の除去ができるので、できれば1部屋に1台設置できるといいですね。
3)掃除
そしてもちろんホコリをしっかり取り除くことも重要です。
室内のチリやホコリは、ダニやその死骸、繊維、カビの胞子などがまとまったハウスダストです。
ハウスダストはアレルギー症状を引き起こすので、ホコリは毎日きちんと除去して綺麗な空気を保つようにしたいですね。
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