両親のどちらかがアトピー体質である、環境問題や子どもの健康に関するニュースに敏感、という方は自分の子どもがアトピーになったらと不安になるでしょう。
自分の子どもがアトピーではと考えるきっかけとなるのは、おなかやお尻、頬などの柔らかい部分に赤いぶつぶつができ始めたとき、しかも夏やお風呂上りなど汗をかくとひどくなるときです。
もしかしたら自分の子どもはアトピーなのでは、そう思ったらまず病院を受診しましょう。
アトピーを疑ったらまず受診する病院を探しますが、皮膚科、アレルギー科のどちらがいいかはっきり言うことはできません。
というのも皮膚科でも乳幼児のアトピー外来を設置しているところはありますし、食物アレルギーなども含んでアトピーとなっているのならアレルギー科のほうがいい場合もあるからです。
もし周りにアトピーの子どもがいるなら、そのお母さんから情報を得るといいでしょう。
周りにアトピーの子どもがいないという場合は口コミサイトなどを利用し、家から通える範囲にある乳児のアトピーにも対応している皮膚科やアレルギー科を探しましょう。
アトピーの検査では特異的IgE抗体を調べ、アレルギー疾患を調べます。
卵の抗体なら卵アレルギーの可能性があるのですが、卵がアトピーの直接の原因となっているとは100%言い切れないのです。
アトピーが軽症か重症か調べる検査としてTARCと呼ばれる血液検査があります。
この検査では皮膚の表面は綺麗でも皮膚の奥深いところで炎症が残っている場合知ることができ、その程度を見極めることができます。
赤ちゃんのアトピーが判断できるのは3~4ヶ月頃ですから、新生児のうちから判断するのは難しいところです。
症状がひどい場合は1~2ヶ月頃から治療を始めることもできますので、もし乳児湿疹がよくならない、他の子と様子が違うと感じたときは病院を受診してみてください。
Photo by Robert Freiberger