学校や園のお友達とけんかしたり、何かトラブルが起こってしまうと子供は落ち込みますが、親もできるだけトラブルは起こして欲しくないと願うものです。ケンカの頻度が多い子供はどうしてトラブルを起こしてしまうのでしょうか。
実は子供同士のトラブルが頻繁に起こってしまう場合、原因の一つに子供本人が寂しさや悩みを抱えていることも考えられます。
同級生は回りにたくさんの友人を抱えていつも楽しそうにしているし、一緒にいることは楽しいけれど、ふとした瞬間に寂しさを覚えてしまう、あるいはその同級生が自分に持っていないものを持っているとしたとき、劣等感を覚えトラブルに発展してしまうことがあるのです。
大切なことは、同級生とトラブルを起こした後、仲直りをするということです。
子供同士のケンカと言うのは、モノを貸してくれない、返してくれない、考え方が違うなど、ほんの些細なことで起こります。
さらに心の根幹が変わらず、平和な解決方法が身についてないと、大人になってもトラブルを頻繁に起こすおそれもあります。
ではどうすれば仲直りできる子供になるのかと言うと、まず時間を置き、冷静に考える時間を持つということです。
その上で自分にも落ち度が合ったと分かったら、友達と2人で、安定した環境で話し合える時間を持ちましょう。
冷静に話し合えば、お互いに悪いところがあったということにたどり着きますので、お互いに謝り合えばいいのです。
子供同士のトラブルが頻発するようなら、親のほうも子供に悩みがないのか聞いてあげるようにしましょう。
もし親子の接触が少ないようなら、不安や悩みを抱えてそれが友達関係につながっている可能性もあります。
親と接点の多い子供はトラブルが少ないと言う報告もありますから、短時間でもいいので、子供とたっぷり向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
Photo by Leonid Mamchenkov