子供を出産すると、ママはこれまでの生活とは一変してしまいます。
24時間、全ての時間を赤ちゃんのペースに合わせて生活していくことになるのですから、それは大変です。
ママが眠たいから、お腹がすいたからちょっと待っていてねと赤ちゃんに伝えても、同然ながら赤ちゃんが待ってくれることはありません。
どこかでストレスを発散したいと思ってもなかなか上手くはいかないですし、誰かに愚痴りたいと思っても赤ちゃんと二人閉鎖された空間の中で唯一、感情をぶつけることができる相手がパパなのです。
まだ赤ちゃんを自由に連れて歩くことのできない時期のママは、パパに沢山の話を聞いてもらいたいと思います。そしてその話に共感してもらいたいと思っているのです。
しかし、唯一の話し相手のパパが、仕事が忙しいなどの理由から、ママの話をろくに聞かずに過ごしていると、ママはまるで世の中全体から拒絶された気がして、とても孤独を感じてしまうといいます。
パパも仕事のストレスや疲労で、ゆっくり話を聞く余裕がないかもしれません。それでも、しばらくの間はママの話を聞いてあげてください。
そして、ほんの少しで良いので、お風呂にゆっくり入る時間を設けてあげたり、のんびりご飯が食べられるように、ママの見えるところで赤ちゃんと触れ合ってあげるだけでもママは安心してまた子育てを始めることができると思います。
びっちり何が何でも子育てに参加してもらいたいと思っているのではなく、1日のほんの少しの時間、精神的にホッと癒してもらえる時間があれば良いと望んでいるのです。
ママの気持ちが少しでもラクになれば、家庭内の雰囲気や、パパとの関係、子供の情緒にもプラスになるはずです。
Photo by Loren Kerns