5,6歳になると子供の乳歯は生え揃います。そして食べ物も大人と変わらないものを食べるので、歯磨きの状態によってはもう既に虫歯ができてしまっている子も出てきます。
また、色々なことを理解できる年齢にもなってきているので、どうして歯磨きをしなくてはいけないのかということもわかるようになっています。
この時期の子供にきちんとした歯磨きをする習慣をいかに身につけさせるかというのは今後の歯の状態を虫歯のないものにするためにはとても大切なことです。
そうは言っても、まだまだ小さいので自分からすすんで歯磨きをする日もあれば、何度言っても歯磨きをしてくれない日もありますよね。
あまり無理をしないことが重要で、なかなか歯磨きをしてくれない時はしつこく怒らず、ちゃんと歯磨きできた時にはたくさん褒めてあげるようにすることを心がけてみてはどうでしょう。
また、一人で完璧に歯磨きができるようになるまでは、最低でも1日に1回は大人が仕上げ磨きを行ってあげましょう。子供のムラのあるへたな歯磨きでも、親はヤキモキせずに済みます。歯医者さんによると、小学校低学年のうちでも、定期的に親が仕上げ磨きをしてあげている子の方が、しっかり虫歯予防できるようです。
歯磨きは、ご飯を食べたり、トイレへ行くのと同じように、毎日するのが当たり前という
意識になるまで、のんびり取り組めばいい、子供にも歯磨きの習慣が自然とついてくるのではないでしょうか。
さらに、子供自身がきちんとした歯磨きができるように、歯科の定期健診を利用して子供が直接歯磨きの指導を受ける機会を設けると、上達して正しい歯磨きが少しずつできるようになっていくと思います。
Photo by Ran Yaniv Hartstein