4歳から6歳と言うと幼稚園・保育園に通いだし、集団生活へ入っていく年齢です。
いわば小学校に上がるための準備期とも言えるのですが、この頃になると物事がわかるようになり、しっかりと自我が芽生えて個性が生まれてきますから、叱り方にも注意をしたいものです。
では4歳から6歳の子供を叱るとき、一体どのようなことに注意し、どんな叱り方を避けるべきなのでしょうか。
幼少期の子供への叱り方としてしてはいけないことは、脅迫する叱り方がよく言われています。これはどういうことかというと、たとえば片づけをしないならおもちゃを全部捨てる、ママの言うことが聞けないんだったらよその家に行きなさい、鬼に連れて行かれるよ、といったことです。
最初のうちはいうことを聞きますが、段々と口先だけで実行しないと言うことが分かるようになると親をなめてしまうようになります。
また褒めないと言うのもしかり方としては間違いで、子供は叱った後に褒められることで物事を吸収していきます。
叱ってばかりでは自分は駄目な子供だと思い込み、せっかくできるようになったこともできなくなってしまいます。
褒められれば叱られた分がリセットされますので、その分またがんばろうと言う気持ちが芽生えてくるのです。
またやってしまいがちな叱り方に、叱り方がワンパターンになって叱り方が単調になってしまっていることがあります。
子供のためと思って熱が入りすぎるのも大変ですが、たとえば台所仕事をしながら散らかさないように大声を上げても、子供にしてみたら怒鳴っているだけにしか聞こえません。
叱るときはきちんと向き合い、声の調子や目つき、空気などを考えて真剣に叱りましょう。
Photo by Philippe Put