ほとんどのお母さんが、育児本をまず読むことだと思います。
しかし後から姑が、むかしはこうだった、こうしていた、と横から口を挟むこともあるでしょう。
しかしその大半はまったく違う内容、あるいは正反対の内容でしょう。
たとえば母乳です。
母乳は赤ちゃんのためにもいいから与えなさい、これは姑も育児本も代わらないかと思います。
ですが、問題はやめるタイミングです。
今、育児本の多くは、卒乳はあせらなくてもいい、と書いてあることでしょう。
ですが姑の多くは、1歳にはやめなければならない、ということでしょう。
どちらが正しいのかというと、育児本です。
実は1歳で母乳をやめるように勧めているのは、かつてベビーラッシュといわれていた日本の名残が原因なだけで、母乳を満足いくまで飲んで育った赤ちゃんは情緒が安定した子に育つといわれています。
それから抱っこです。
よく抱き癖がつくから頻繁に抱っこするべきではない、という姑の言葉がありますが、育児本を見ても抱き癖、という言葉はどこにも見当たりません。
抱き癖、というのはもともとなく、赤ちゃんが抱っこしてほしいと思うのは、頼れる大人がそばにいるから甘えたい、という当然の行動なのです。
抱っこばかりしているから抱き癖がつくのではなく、甘えたいから抱っこしてほしいと思うのです。
もし育児本と姑の言うことで違いが発生し、困った事態に陥るようなら、一度姑も一緒に小児科に連れて行ってみましょう。
大きな問題が見られない限り、育児本のほうが正しいことが多いのです。
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