脱臼というと、柔道など武道をしている人によく起こるイメージがありますね。
脱臼は外側から大きな力が加わったせいで、関節が外れて骨の位置がずれてしまうという症状です。
子供は関節が柔らかいので、よっぽど大きな力が加わらない限りは、脱臼になることはありません。
ただ、子供同士で遊んでいたりすると、力の加減が分からないですし、スポーツなども本気でやるようになるため、年齢を重ねていくほどに脱臼しやすくなってしまいます。
もし脱臼してしまっても、すぐに整形外科など専門的な病院で適切な処置を受ければ、比較的すぐに治ります。
ただしすぐに元に戻すことが重要で、時間が経つほどに治りが悪くなりますし、放置しておくと全身麻酔をして手術をしなくてはいけないので気をつけてください。
そして、子供の脱臼でもう一つ気をつけなくてはいけないのが、同時に骨折しているかもしれないということです。
子供の骨は細いので、脱臼してしまうほどの力が加わった場合、骨が折れてしまっていることもあるのです。
キャッチボールなどスポーツが原因で脱臼したのであれば、骨折の心配はないかもしれません。
しかし強い力が加わることで脱臼してしまったら、自己判断で処置をしないで、必ず病院で診てもらいましょう。
また、痛みはそれほどないにしても、子供の様子や動きがおかしい場合は、レントゲン検査をしてもらうと安心です。
骨折だけではなく、捻挫なども複合して贈ることが多いため、脱臼だからと軽く考えないでしっかりと治療を行って治すようにしてください。
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