子どもを保育園や幼稚園に通わせようと考えると、入園の時期について悩むことがあります。
保育園なら、0歳から6歳まで、入園の時期に幅がありますし(7年保育〜1年保育)、幼稚園の場合は、3歳の年少からと4歳の年中から(3年保育〜2年保育)の選択肢があります。
昔は、保育園・幼稚園ともに、年中の4歳から入園するケースが多かったようです。
最近は、保育園は0〜1歳のうちに入園するのが主流です。幼稚園も3年保育の方がメインで、数は少ないですが、2歳から入園できる4年保育の幼稚園も人気のようです。
つまり、昔に比べ、全体的に子どもの入園時期が早くなっているのです。
集団生活に早くから入ることは、抵抗なく社会性を身につけるなど、メリットも多いのです。
けれども、内気な子や、早生まれの子を持つ親御さんは、園に早めから通うということについては、慎重に考えたり、みんなについていけるのか不安に感じることもあるでしょう。
確かに子どもの性格によっては、園での生活になじむまで時間がかかったり、しばらく夜泣きや情緒不安な様子を見せることもあります。
しかし、それは何歳で入園しても、あまり変わらないようです。
先生や環境がその子に合うか合わないか、すぐに園生活を好きになれるか、そればかりは入ってみないと分かりません。
社会生活デビューが0歳だったとしても6歳だったとしても、子どもにとって初めて家庭や親以外の世界に飛び出すという大きな変化に直面するわけですから、ストレスが全くないというわけにはいかないのです。
けれども、子どもは意外とタフです。内気な子も、早生まれの子も、最初は少し気後れする可能性もありますが、低年齢のうちは先生もフォローしてくれますし、大人が気にするほど子ども自身は気にしていないことが多いのです。
子どもは、環境に適応する能力がずばぬけているので、すぐに自分がやりやすい方法で、上手に周りの友達とやっていけるようになるのです。
むしろ大切なのは、子どもが新しい世界に入っていく時、パパやママが焦ってしまわないことです。子どもが持つ柔軟性を信じて、丁寧に様子を見て、気持ちを受け止めてあげ、ゆったりとした気持ちで応援してあげる親の姿勢が必要なのです。
Photo by Paul Schultz