0歳から2歳ぐらいまでの頃は、はいはいが出来た、つかまり立ちが出来た、ごっくんが出来たなど、確実な成長を喜んでなにかにつけ褒めてあげるでしょう。
ただ、成長していくにつれ、新しいことが出来たとしても褒めなくなってしまうという方が多いようです。
その理由は、自分と他の子供と比較したり、きちんとした子に育てなくてはいけないという気負いがあるから、ということが多いようです。
「○○ちゃんは出来ているのに」と思ってしまうと、出来なければ「なんで出来ないの」とイライラしますし、できても当たり前になってしまいます。
また、自分が思うように成長してくれないと、他の親御さんの目が気になってつい怒ってしまったりします。
そのため、子供がどんなに頑張っていても、そこに目がいかなくなって褒めてあげられなくなってしまうのですね。
ですが、言われたことをきちんとやる、というのは意外に大変なことです。
特に子供はまだすべての意味を理解出来るわけではないので、分からないままただママの言うことを一生懸命聞こうとします。
もし自分が子供の立場だったら、人にあれこれ言われて、その意味も分からなくても、素直にいうことを聞けるでしょうか?
自分がしたことがないこと、苦手なことを頑張れるでしょうか?
子供にとってママは絶対的な存在ですから、何かを言われたらとにかく努力をしているのです。
もちろんある程度人と比較して成長の度合いを確認するのも大事ですが、何歳であっても、小さいことでもまずは褒めてあげましょう。
褒めることで努力を苦と感じなくなり、人は成長できるので、ママが率先して褒めて伸ばすことを忘れないでくださいね。
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