●子どもを安心させる「コンフォーター」って?
お子さんが気に入って、よくなめてたり触っているアイテムはありませんか?
普段はなくても平気だけど、ここぞという時にあると安心できるもの。
触れてると寝付きがよくなるもの…。
<ママさんの声>
・スタイや洋服のえりの角をなめたり、触ったりしている。触れてると安心するみたい。
(1歳・男の子)
・ガーゼハンカチをよくしゃぶってる。普段はなくても平気だけど、ふと不安になるとガーゼを探してくわえてる。
(2歳・女の子)
・寝るときだけは柔らかいものを触ってないと眠れないみたい。よく触るのはママの耳たぶ。
(4歳・男の子)
・いつもの毛布がないとダメ。おかげで洗濯もできないけど、これがあれば一人でも寝られる。
(3歳・女の子)
・小さなウサギのぬいぐるみが大好き!なめてよれよれになってるけど、外出先でもこれがあればご機嫌。
(1歳・女の子)
他にも、おしゃぶりなどは定番ですね。
こういうお気に入りアイテムは、海外では「コンフォーター」と呼ばれ、子どもの心に安定をもたらす役割があり、子どもの成長に必要なものだと考えられています。
自立しようとがんばる子どもの心を支えてくれているものなので、子どもから無理に取り上げてはいけません。
過去の記事「取っちゃダメ!子どもにもある依存」
http://mammami-a.club/?p=5800
●「コンフォーター」専用の人形
~ママの匂いつきでさわりごこちも抜群!
海外では日本に比べて、乳幼児のうちから子どもは一人で子ども部屋で寝かされます。
その時にこんな「コンフォーター」が大活躍するのです。
保育園の持ち物にも「コンフォーター」と書かれていることが多いのだとか。
そんななか、イギリスでは今、ママの匂いつきのこんな人形が売れているようです。
このCuski(クスキ)人形は、イギリスの乳幼児の睡眠をサポートする育児アイテムのメーカーが作ったもの。
買ったらまず、ママが身に付け、ママの匂いをうつします。そして、朝のうちにお子さんに手渡して一日を過ごし、人形と、ママが一緒にいる安心感や愛情を結びつけます。
すっかり慣れて安心できるようになったら、夜は人形と一緒に眠るのです。
洗い替え用に2つ揃えると便利そう。
日本では、おしゃぶりガーゼなどは早く卒業させたい、と考えがち。
でも逆に「コンフォーター」を先に親が用意してしまう、という海外の発想は、目からうろこですね。
柔らかいコットンでできたcuski family、抗菌性の高い竹繊維100%でできているcuskibooなど、最近はいろんな種類も販売されているようです。
日本でも少しずつ販売されているようなので興味のある方は探してみては?出産祝いにもいいかもしれませんね。
<出典>
Cuski(クスキ)英国サイト
Cuski Facebook
Photo by Andrew Bardwell