お腹の膨らみが大きくなるにつれて、自分もお母さんになるんだ、といった実感をママは大きくすることになりますね。
そんな自覚が芽生えると同時に、周囲から耳にし始めるのが胎教という言葉。
お腹にいる胎児に教育をする、というのが胎内教育ですが、もちろん、一般的に言われるような文字を覚えさせたり、といった内容の教育ではありません。
胎内教育とは、お腹の中の赤ちゃんに良い影響を与えると同時に、親子の絆を作る大切なコミュニケーションでもあるのです。
この胎内教育の歴史はとても古くて、起源は中国で、日本には6,7世紀頃に医書を通じて部分的に伝来したと言われています。
明治以降、西洋医学が伝来すると同時に、この胎内教育には科学的な根拠に欠けるということから、否定される傾向にあったものの、日本の家庭では今でも広く認知されていて、その方法もいろいろあります。
では人気の胎内教育のベスト5と言って思いつくのはどんなものでしょうか。
1つ目は何と言ってもクラシック音楽を胎児に聴かせることで、モーツアルトやバッハなどの名曲を胎児に聴かせている人も多いようです。
次に胎児へ良い影響を与えるのが(2)美術館で名画を鑑賞する事や(3)絵本を胎児に読み聞かせてあげる事です。
また(4)ママがマタニティヨガを行ったり、(5)お腹に話しかけるなども胎児にとって良い事です。
他にはそれぞれ、ママの気分転換になることや精神が安定する事、栄養のある食事を摂る事などになりそうです。
ママがゆっくり穏やかでいられることが、そのまま胎内教育にもつながります。
これらの胎内教育は科学的根拠はないものの、夜泣きをしない、安産の傾向にある、情緒が安定した子に育つ、といった臨床事例が発表されています。
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