子どもを育てるときに愛情は一番のエッセンスと言いますが、愛情をかけることがなぜ子どもにとって良いことなのでしょうか。
その理由の一つは、将来的に子どもが素直に育つことが多いからです。
子どもの成長というのは目覚しく、いつの間にか大きくなっていたということもあります。
その中には反抗期、イヤイヤ期など親との反発や親がどうしてうちの子は、と考えてしまうようなこともあるものです。
しかしそんな子どもの心情は、知らない世界でたった1人で生きていくことへの不安と恐れに溢れています。
ですが親が小さい頃から愛情を持って接していた子どもは、そばにいなくても守られているということを知っていますから、安心感や自信があり、素直に行動することができるのです。
たとえば第一次反抗期はイヤイヤ期と呼ばれていますが、したいことが思うようにできないことが多いです。
ボタンを留める、服を着替える、1人でおしっこをする、大人にとっては当たり前のことが子どもにとってはもどかしいのです。
運動や勉強でも同じことなのですが、それでも親が常に見守ってくれていた環境があった場合、できるまで待ってくれていた環境がある場合、焦らずにゆっくりと落ち着いてすることで子どもは安心して物事をすることができるようになります。
素直な子ども、というのは人によって捉え方が違いますし、世間一般に言う良い子ともまた違います。
手がつけられず言うことも聞かず物を壊したり友達をいじめて止めても聞かないほどの子どもというと親も苦労してしまいますが、愛情を知っている子どもは素直に育つというのです。
Photo by Mario Carvajal