子どもが成長してくると、どうしても周りの子どもと色々と比べてしまうものです。
「どうしてうちの子は、いつもマイペースでやることが遅いの?」「どうしてうちの子は、なかなか上手く話すことができないの」などと、いろんな悩みが出てくるものです。
周りの子どもと比べて成長が遅いと、どうしても親としては心配になり、ネガティブな考え方になってしまうものです。
子どもの頃に周りよりも成長が遅くても、それは小さいうちだけであることがほとんどです。
いつの間にか、周りの子どもの成長に追いつき、やがては大きく成長していくものです。
何よりも親が子どもを信頼してあげることが一番大切なことです。
子どもの成長が遅いと感じたときには、出来るだけ子どもの良い所を見てあげるようにしましょう。
マイペースでやることが遅い子どもは、丁寧に物事を行う子なんだ、というふうにポジティブに考えるようにしましょう。
また、大人の価値観を子どもに当てはめないようにすることも大切です。
良い学校に入って、良い会社に入って欲しい、といった大人の価値観は、子どもを窮屈にしてしまうことがほとんどです。
もちろん、安定した暮らしを子どもにさせたいという親の思いは大切なものですが、しかし、そのような価値観を押し付けると子どもはのびのびと育つことができなくなります。
周りに迷惑をかけないようにするなどの、躾けるべきこともありますが、それ以外の事は、できるだけ子どもの個性を尊重して見てあげることが大切です。
その方が、子どもものびのびと成長することができ、立派な大人になって仕事にも成功するものです。
Photo by Ray Dumas