仕事から疲れて帰ってきたら、ぎゃーぎゃー騒いだり走り回ったりされると、いくら我が子でもいらいらしてしまうかもしれませんね。
疲れていると思考が冷静に働かないので、イライラの矛先をつい子どもに向けて、注意する前に怒鳴りつけてしまうこともあるでしょう。
ですが、イライラの原因は子どもかどうか、ひと呼吸置いて考えてみてください。
原因が子どもじゃない場合は、単に子どもの心を傷つけてしまうだけで何の解決にもなりません。
まずは、妻とコミュニケーションをとってみましょう。
仕事などでストレスが溜まると、家事や育児をする奥さんの方が楽に見えてしまうことがあります。
その潜在的な不満がイライラの原因かもしれませんから、コミュニケーションをとってお互いの話を聞き、大変なのは自分だけじゃないことを知りましょう。
もちろん、自分の大変さや辛さを打ち明けることも大事です。
溜め込んでしまうと爆発しますが、吐き出して理解してもらえると、それだけで気持ちが穏やかになります。
また、根本的に子どもを可愛がれないこともあるかもしれません。
その原因の元となるのが、パパ自身の幼少期です。
親に相手にされなかった、言葉の暴力や虐待を受けたという過去があると、無意識に子どもに対して嫌悪を感じたり冷たくすることがあります。
人間は辛い嫌な記憶を消そうとするので、自分では覚えていないかもしれませんが、よく思い出してみて過去を許してあげましょう。
パパは一家の生活を支えるために自分を追い詰めてしまいがちですが、家族は負担ではなく支えになるものなので、そこを履き違えないようにしてください。
Photo by Marcelo Cesar Augusto Romeo