母乳で育てているママの苦労の一つに睡眠不足があります。
夜中も1~2時間ごとに続く授乳で、ママは毎日熟睡することが出来ません。
夜中も構わず定期的に泣き出す赤ちゃんに添い乳で対応するものの、常に浅い眠りで、睡眠不足の状態が続いてしまいます。
もちろん個人差も大きいですが、おっぱいを飲んでいる赤ちゃんは夜中もずっと、添い乳が欠かせない状態になっていることが大半です。
しかし、卒乳をしたら朝までしっかりと寝るようになったという声はたくさん聞きます。
卒乳をきっかけにして、夜中も全く起きなくなった、という声は多くあり、朝までママも無事に熟睡出来るようになるようなのです。
ただ、卒乳は断乳とは違いますから、赤ちゃん自らが自分でおっぱいを欲しがらなくなるまで待つ必要があります。
断乳は、何らかのママの都合で授乳を止めることです。
それまでおっぱいが安眠グッズのようになっていた赤ちゃんは、それが無くなるのですから、断乳ができるまでは強く泣かれることになります。
卒乳は、赤ちゃんが母乳を欲しがらなくなることです。
ですから、いつになるのかは個人差も大きく、それまで睡眠不足を覚悟しなければいけません。
5ヶ月くらいから離乳食が始まり、徐々に幼児食になります。
幼児食に移行する1歳過ぎあたりになれば、自然とおっぱいを欲しがらなくなる子供が大半です。
断乳をしたくないママであれば、1歳過ぎまでは、夜中の添い乳を頑張らなくてはいけないでしょう。
しかし、身体が辛かったり、仕事を再開させるママは、断乳も考える必要があります。
断乳や卒乳をすれば、おっぱいなしでも自分で眠れる術を自然と身につけてくれます。
Photo by Juan Pablo Bellenger