子どもをすんなり眠らせるための「入眠儀式」(にゅうみんぎしき)。
毎日同じ時間に眠るようになる1歳頃には、入眠儀式をパターン化しておきましょう。
●子ども成長と寝かしつけの変化
ママのお腹にいた時は夜行性だった胎児。
誕生した後も、新生児~生後半年くらいの赤ちゃんはしばらく夜行性ですが、5~8か月くらいでだんだと、おっぱいや抱っこなどのスキンシップで安心して、夜たっぷり眠ることが多くなっていきます。
1歳頃には、お気に入りの毛布で、毎日同じ時間に寝るようになるなど、睡眠がパターン化してくる子が多くなります。
1歳半までに、毎日同じ時間に入眠儀式を寝る前に行うことで、すんなり眠れるようになります。
●入眠儀式って?
これをして寝る、という決まった行動のことです。
例えば
・お風呂に入って、パジャマを着て、歯磨きをする
・温かいミルクを飲む
・絵本を読む
・ママが子守唄をうたう
・布団に入ってハグ
・お気に入りのタオルを握りしめて眠る
…などです。
子どもや家庭によって違うと思いますが、毎日同じことを同じ順番に、同じ時間に行うことで、儀式を済ませたら眠るよう、子ども自身の気持ちが切り替わっていくのです。
甘えんぼうの子なら、布団の中でママに手を握ってもらう、おっぱいを触る、などで安心して眠りにつく、というパターンもあるようです。
いずれの場合も、パターン化しておくことで、「もう寝る時間」と心も体も認識できるので、子どもの様子を見ながら進めておくとよいでしょう。
毎日同じ時間に必ず行う必要があるので、あまり儀式を増やしたり、ママが実行するのが大変なことはやめておいた方がいいかもしれませんね。
Photo by Lars Plougmann