寝付き方にも赤ちゃんによってそれぞれ個性がありますが、眠りのタイプも子どもによって異なるようです。
すぐに寝るけど小さな物音ですぐに目が覚めてしまう子や、寝付くのに時間がかかるけど、一度眠るとなかなか起きない子、など、いろいろなタイプがあります。
●眠りが浅い赤ちゃんの特徴
小さな物音でもすぐに目が覚めてしまうような赤ちゃん。
せっかく寝てくれたと思ったのに、こんなに眠りの浅い赤ちゃんだとママも敏感になってしまいますね。
しかし、一般的に、生まれたばかりの赤ちゃんほど、眠りが浅く目覚めやすい特徴があります。
大人でも赤ちゃんでも、睡眠には2つの種類があって、浅い眠りを繰り返すレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠があります。
新生児の赤ちゃんの場合には、睡眠全体の50~60%が、レム睡眠で占められています。
ですから、小さな音、少しの衝撃でも、すぐに目を覚ましてしまいます。
新生児の場合には、自分の子どもがあまりにも眠りが浅い、すぐに目を覚ましてしまう、と悩む必要はないのです。
●4ヶ月以上で眠りが浅い場合は
しかし、ある程度、成長してきても眠りが浅い場合、一つの原因は「その子の個性」とも考えられます。大人になっても目が覚めやすい人がいるので、眠り方のクセがあるのでしょう。
また個性以外にも、何か原因がある場合もあります。
●お腹がすいてる?
生後4ヶ月を過ぎれば、ミルクや母乳を飲む量もグンと増えます。
すぐに目が覚めるようなら、お腹がいっぱいではないのかも知れません。
小児科などで赤ちゃんの体重を測ってもらい、体重増加がスムーズでない場合、ミルクや母乳の量が足りていないせいで眠りが浅くなっている可能性が高いです。
●生活リズムは?
また、生活リズムが整っていないと眠りが浅くなります。
朝起きる時と寝る時間を毎日同じくらいにして、昼寝も夕方遅くまでさせないようにするなどして生活のリズムを整えてあげましょう。
夕方遅くまで昼寝した場合など、あまり眠くないのに寝かしつけると、浅い眠りになってしまうこともあります。しっかり間を空けてあげるとよいでしょう。
●体調は悪くない?
あせもや、おむつかぶれ、など、かゆみや不快感が原因で起きることもあります。
夏は暑さや寝苦しさで目を覚ましたり、冬でも寝汗などで目を覚ますことがあります。
オムツは濡れていないか、背なかなどが汗ばんでないか、下痢などでお腹が痛くないか、熱がないか、体調を確認してあげましょう。
Photo by Oleg Sidorenko