夜泣きが続くとママもパパも大変です。
睡眠不足になるので、ストレスもどんどん溜まり、昼間の家事、仕事が手につかなくなることもあります。
親にとって子どもの夜泣きはとても辛いものですが、実は子どもも頑張っているのです。
●夜泣きは脳ががんばっている証拠!
実は、夜泣きをするのは、子どもの脳が頑張っている証拠なのです。
日中に何かいつもとは違う大きな刺激を受けたり、新しい体験をしたことを、寝ている間に一生懸命処理している時に、夜泣きが起こりやすくなります。
どこか遠くにお出かけしたり、新しいお友達と遊んだり、いつもとは違う体験があった日の夜に、夜泣きが多いはずです。
●ママの優しい抱っこが必要
子どもは夜泣きして、ママになだめてもらうことで、今日の出来事を頑張って吸収しているのです。
そうすることで、新しい体験を自分で消化して、自信をつけて、経験値を上げて、パワーアップすることができ、また明日につなげていくことが出来ています。
夜泣きにはこのような意味があるので、ママもパパも辛いですが、ここはがんばって付き合ってあげましょう。
応援するつもりで、撫でてあげたり、必要があれば抱っこしたり、やさしい声をかけてあげましょう。
●4歳過ぎても夜泣きが続く場合
また、4歳過ぎても夜泣きが続く場合には、「睡眠時驚愕症」という病気の可能性も考えられます。
これは、寝ている間に無意識のうちに何かをしゃべったり、異常な行動を繰り返す病気で、高齢者になるほど多く見られる症状ですが、幼少期にも見られることがあります。
幼少期に睡眠時驚愕症が起こるのは、夜泣きと同じように、日中の刺激やストレスなどが原因となっているようです。
この場合でも、夜泣きと同様に、身体や脳の発達と同時に改善されることがほとんどですから、それほど心配する必要もありません。
Photo by Lars Plougmann