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写真が中心じゃさみしい?リアルな我が子を見て!

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子どもが生まれるとほとんどの親が我が子の写真を撮ります。
子どもにとっても大切な記念になりますし、今しかない瞬間を残しておけるのも写真の良いところです。

1歳の息子の写真を5,000枚撮った。
今、僕はすごく後悔している。

みなさんはこれを見て何を思いますか?
ある科学者の男性が言った言葉ですが、この男性はスマートフォンで5,000枚もの写真を撮っていました。
親が子どもの写真を夢中になって撮るのは、一見どこの家庭でもある事です。
写真を撮る事自体にはまったく問題ありませんし、実際にこの男性も自分はすごく良い事をしていると思っていたそうです。
もちろん子ども可愛さからの行動ですし、子どもの発育や性格の変化を記録できるのも親ができる事の一つです。

5,000枚もの写真を撮った子は彼にとって6番目の子どもですが、彼自身の子どもの頃の写真が4歳頃からのものしかなく、一番古い写真は70年代物の服を着た、しわくちゃで汚れた顔の自分が写ったものでした。
友だちや家族、親族が自分の幼少期の写真を見せ合っているのが辛かったと感じたそうです。
当時は今のように気軽に写真を撮れる環境もなく、両親が忙しくしていたという理由もあります。
そんな自分の悲しい境遇をわが子に味わわせたくないという想いから、自分の子どもたちは、赤ちゃんのうちからせっせと写真をたくさん撮影していたのです。

しかし、ふと気付いたのです。
私は、息子の成長に直接関わってはいなかった。息子が成長する姿を、スマートフォンの画面越しに観察していただけだった。
彼はこうも言い、多くの写真を撮ったのも自分のトラウマだったと気づき、今は写真に執着するのを辞めました。すると、気持ちも楽になり、自分がなりたかった父親になれたと実感しているそうです。

わたしたちも、ついイベントや、特別な瞬間を写真や動画に収めようと、カメラを構えてしまうことが増えています。

SNSにアップするために、子どもを必死で笑わせてるママも…。

しかし、その成長の場面に居合わせるという最高の幸せをかみしめ、子どもの生の姿を記憶に焼き付け、その一瞬を一緒に楽しめることが大切なことだと、この男性の言葉に気づかされますね。

Photo by Carissa Rogers

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