棒で叩くというのは、大人からすると乱暴なことですが、子供にしてみれば叩くという行為は単なる遊びというのがほとんどです。
それにお祭りなどに行けば太鼓を叩いていますし、ドラムもスティックで叩いているのですから、叩くことに関して悪いと言うイメージがないのはしょうがないことです。
子供は叩かれる痛みをきちんと理解してませんし、叩くことで物が壊れたり、音がしたりすることも純粋に楽しんでいるだけです。
ただ、棒で叩く=乱暴ということにはなるわけではありませんが、危険なことには変わりないので、やっぱり直していく必要がありますよね。
ここで難しいのが、楽器のように叩いていいものとダメなものを区別させることでしょう。
叩くことをすべて止めたり叱ったりするのは、正しい直し方とは言えないのですが、子供が小さいうちは善悪の判断が出来ないため根気よく教え続けなくてはいけません。
子供用の太鼓などを用意して、実際に叩いていいものを見せてあげるのもいいですね。
逆に割れ物や植物、人など、叩いてはいけないものも、言葉ではなく実際にその目の前で教えてあげるのが効果的です。
とにかく、棒で叩くことに関しては、分かるようになるまではその都度注意していきましょう。
もしも癇癪を起こしてなんでも棒で叩く、という場合は、まずは何に対して怒っているのかを理解してあげましょう。
その上で、棒で叩くのではなく、気持ちをママに教えるようにしてねと伝えましょう。
子供はいきなり怒ってもその真意を理解することができないので、分かる分からないに関わらず諭し続けることが大事です。
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