子育て中のママの体は、子どものための大事な体でもあるのです。
がんなどの病気で、子どもを残してこの世を去るママも大勢いますし、重い病気を抱えて入院や闘病をして、子育てしたくてもできなくなってしまうママもたくさんいます。
ママの健康に、子どもの未来がかかっていると言っても大げさではありません。
ママの体に万が一のことがあれば、残された小さな子どもはどうすれば良いのでしょう?
●子育て中のママは積極的に健康診断を受けよう!
健康診断を受けることで、重大な病気を早期発見したり、病気も未然に防ぐこともできます。またママ自身も自分の体に意識が向いて、ちゃんといたわることができるようになります。
●専業ママも大丈夫!健康診断は自治体でもやってます
乳幼児を子育て中のママを対象とした健康診断を、各自治体で実施しています。
育児や仕事などで忙しい毎日で、面倒に思うかも知れませんが、インターネットから情報を探したりして、自分から積極的に健康診断を受けに行きましょう。
例えば、東京都台東区の例です。
台東区では、女性の健康づくりを積極的に推進しており、思春期、妊娠出産期、更年期、高齢期と、各世代の女性特有の健康課題に応じた取り組みが行われています。
健康診断を受ける機会が少ない、子育て中のママを対象にした健康診断も実施されており、1歳以上4歳未満のお子さんを持つ区内在住のママが対象となっています。
健康診断の内容は、身長・体重計測、体組成測定、血圧測定、内科診察、血液検査、尿検査、骨密度検査となっています。
検査翌日には、診断結果の説明と健康についての相談やアドバイスもあります。
健康診断中の子ども預かりも行っており、ホームページには、1年間のスケジュールが紹介されているので、官製はがきやWeb上から希望日時に申し込みをすることができます。
東京都葛飾区の例では、区内在住の3歳未満の子どもを持つママが対象で、胸部X線撮影なども行われています。
こちらでは、お子さんの歯科健診時などに受診票が配布されるので、希望者は電話での申し込みをすることになっています。
●年齢制限や、無料診断を受けられる条件に注意!
各自治体によって健康診断の内容や申し込み方法は異なるので、インターネットなどで調べてみてください。
無料で健康診断を受けるためには「子どもが3歳未満」など条件があるので、ご注意ください。期間限定ですから、早めに調べておきましょう。
後で遅かったと悔やまれないよう、管理しておきたいものですね。
Photo by Valentina Yachichurova