母乳は子どもにいいことがいっぱいあるから、と母乳育児を頑張っているママたち。
なんとか育児が軌道に乗ってきたあとも、たまに「母乳やめたい」と思うときがあるようです。
「おっぱいをやめちゃいたい」「ミルク育児がうらやましい」そう感じるのはどんな時でしょうか?
●おっぱいの量が把握しづらい
どのくらい母乳が出ているのか自分でわかりにくく、赤ちゃんが飲んだ量も不明。
退院後もベビースケールをレンタルしようかと迷う人もいるようです。
赤ちゃんが泣いてばかりいると「おっぱいが足りないのでは?」と不安になったり、ママの実母や義母など周りの人から言われてしまうことも。
●ママ以外の人に赤ちゃんを預けにくい
母乳育児がうまくいっていると、母乳以外の授乳ができず、ママが他の人に赤ちゃんを預けることが難しくなります。
ママも、2~3時間も経つとおっぱいが張り、授乳したくなる。
赤ちゃんも哺乳瓶を嫌がって、ミルクを飲まない。
お互いに共依存のような不思議な関係になってしまい、親子で一心同体のようで素敵なのですが、一方でママが長時間の外出ができなくなるという問題が生まれてしまいます。
●頻回授乳で夜もくたくた
一般的にミルクより母乳の方が消化にかかる時間が短く、空腹になるまでの間隔が短いといわれています。もちろん個人差がありますが、ミルクの赤ちゃんの方が、夜起きる回数が少なめだと考えられています。
可能なら、夜寝る前だけミルクを足している、というママも多いのですが、赤ちゃんがミルクを拒否したら、母乳一本でやりきらないといけません。
夜中に何度も授乳して、しかもパパと交代もできない。となると、本気で断乳を考えるママも多いようです。
●薬やお酒、カフェインなど自由に摂取できない
母乳を飲ませているうちは、お母さんが飲食したものは母乳に移行してしまうため、カフェインやお酒、薬などを自由に摂ることができません。
もちろん医師に相談のうえ、授乳中でも服用できる薬を処方してもらうことができますが、授乳なしの場合に比べて不便だと感じることが多いようです。
●乳腺炎や傷などのおっぱいトラブル
母乳育児をする人の多くは、乳腺炎にも悩んだ経験があるでしょう。
また、授乳開始時期に乳首がすりきれて傷になったり、歯が生え始めるころの赤ちゃんに乳首を噛まれたり、文字通り体を張って授乳しています。
飛び上がるほど痛い思いをしながら、おっぱいをやめようか悩む人も多いようです。
Photo by joel