ママが産後1か月の間に起こる体の変化で大変と思うのは悪露(おろ)との付き合いです。
悪露は産後1ヶ月くらい続く、子宮からの出血のことです。
その正体は、出産によりはがれ落ちた子宮内膜、胎盤があったところや産道の傷跡からの分泌物です。
お産が終わってから1か月近くかかって終わるものですが、普段の生理よりも出血量は多いし、レバー状の塊は出てくるし、そうすると胎盤が残っていたのでは、と不安になることもあります。
寝具を汚してしまうこともありますから悪露ほど早く終わってほしいものはありません。
●悪露は1週間が勝負
悪露が起こる理由は妊娠中にできた胎盤がはがれたことなどによる子宮にできた傷からの出血と言われています。
産後パッドを初めて見た方はその大きさに驚くかもしれませんが、それでも頻繁に取り換えなければ間に合わないほど悪露はたくさん出ます。
これは女性しかわからない問題ですからさすがにパパに相談するわけにもいきません。
しかしよく見ると産院から支給される産後パッドのLサイズの数は少ないし、産後パッドのパックに入っている枚数もそれほど多くありません。
不安になって買い足す人もいるようですが、たいていの場合この1パックに入っている枚数、あるいは2パック分で間に合ってしまいます。
というのも悪露は4日目くらいで量が一気に減り、退院するころには夜用ナプキンで間に合うくらいにまで減っているからです。
次第に量はどんどん減っていき、1か月健診を迎える前後には完全に悪露もなくなります。
ですから生理が1か月続くと思えば気も楽になるでしょうし、赤ちゃんのお世話をしているうちに悪露の大変さもなくなってきます。
ただ、どうしても量が減らない、1ヶ月以上経っても悪露がなくならない、大きな塊が出てくる、嫌なにおいがする、という場合は、子宮内遺残物が原因の病気の可能性がありますので、医師に相談してみてください。
Photo by Quinn Dombrowski