帝王切開で出産した場合、個人差はありますが傷の痛みが生じたり、後陣痛が起きることから、ママは十分に体を休めたいと思っていることが多くあります。
●帝王切開後はいろんな痛みが襲ってくる
後陣痛とは妊娠で大きくなった子宮が、元の大きさに収縮する時に起きる痛みで、中には陣痛と同じくらいの辛い痛みが起きる人もいます。
もちろん、帝王切開での出産の場合には、すぐに動くことができないので、出産したその日には麻酔と痛みで歩くことも起き上がることも難しいと考えられます。
●まるでスパルタ?痛くても歩かされる術後
そんな痛みだらけの帝王切開の術後ですが、手術で切開した傷口が治る際、お腹の傷と癒着してしまうと大変なことになります。
そのため、癒着を防ぐために、翌日からガンガン動くことを推奨され、歩かされるママたちが多いのです。痛くてもどんどん動いた方が術後の経過がよくなるのです。
多くの場合、産後2日目にはリハビリが開始されるのです。
2日目にはゆっくりとした歩行、3日目には少しずつ早く歩くリハビリをし、4日目になる頃にはスムーズに動くことができるようになるまでリハビリをします。
これはママにとってかなり苦しいと言われていて、看護師さんに叱咤激励されながら、ぷるぷる震えながら歩き、涙目になるママも。これをスパルタ的なリハビリだと感じる人が多いようです。
●帝王切開の傷はいつまで痛みがある?
抜糸まではかなり辛いと感じる人もいるとされ、抜糸をする時にも痛みが生じることがあり、傷の違和感がずっと続く人もいると言われています。
一般的に傷は3ヶ月程度で落ち着くと言われていますが、それよりも長く違和感を覚えるママも多くいるようで、中には傷跡が残ってしまうこともあります。
傷の治りが十分ではなく、後陣痛がある時期から歩くリハビリが開始されるだけでない上に、新生児育児も始まるので、ストレスを溜めこまないように気をつけながら取り組むことが大切だと考えられます。
さらに産後何年かたっていても、冬になって冷えると傷口が痛むという人も。
帝王切開ママはどうか無理をせず、周りの人もいたわってあげるようにしてくださいね。
Photo by Michael Bentley