子どもに何かを教える時や話をする時ほとんどが、椅子に座ったり、畳屋カーペットの上に座ったりして教えているのではないでしょうか。
しかしいい子を育てるには、立ちっぱなしの方がいいというのを知っていましたか?
●座り過ぎは害になる!?
「座りすぎ」は「喫煙」と同等の害を人体に与える。
こんな事を言われたら誰でも疑問に思いますが、座るといっても長時間座る事を対象にしていますが、座り続ける事で血行不良や腰痛、肥満や血管系疾患などの病気のリスクを高める事も確認されています。
そんな事実が判明し、Google、Facebook、Twitterなどシリコンバレーの名だたる企業は、「イスのないオフィス」を設け、スタンディング・デスク(立ち机)を導入するようになっています。
●座らない5つのメリット
座らずに仕事をすることは、企業に5つもメリットをもたらすというのです。
「病気の減少」、「生産性の向上」、「社員の健康状態の向上」、「集中力の向上」、「寿命の延長」。
「健康状態」や「仕事の作業効率」の向上に繋がるスタンディングデスクは現在、 オフィスだけでなく「学校の教室」にも導入されているそうです。
●天才を育てると言われる、立ちっぱなし教育とは?
アメリカの学校では椅子のない教室が当たり前になっており、CNNによると、アメリカ・ニュージャージー州の小学校で教室にスタンディングデスク導入した結果、同校教員は「私語を話したり、机の上で物をいじったり、教室内を歩き回ったり、といった問題行動が驚くほど減った。」という驚きの結果も報告されています。
同校の教員や校長からは、その日の授業のために準備した内容を初めて最後まで終えることができたという反響や、いつも問題行動で校長室に呼ばれていた子どもが来なくなったという反響が寄せられていると言います。
「スタンディングデスクの導入」は企業だけでなく、学校にも“児童の問題行動の減少”というメリットがあるのです。
日本では新しい習慣を取り入れるのに時間がかかる傾向がありますが、子どものために良い事なら是非取り入れていきたいものです。
Photo by U.S. Department of Agriculture