落書きをしているところを見つけると、頭にカッと血が昇って「こら」と怒鳴ってしまうこともあるでしょう。
特に賃貸住宅だったりすると、壁や扉などを汚してしまったら退居するときに余計なお金がかかってしまうので、ついつい感情的になるのはしょうがないことです。
ただ、落書きというのは子供にとってはお絵かきと同じことで、悪気があってやることではありません。
単純に絵や文字を書いているだけですから、そこをいきなり怒鳴ってしまうと、子供は訳が分からずに萎縮してしまいます。
そうなると、自分から何かをしようと思っても、また怒られるかもと考えてしまい、挑戦すること自体をやめてしまったり、常に人の顔色を伺うようになったりするかもしれません。
子供を萎縮させないで落書きをやめさせるには、とにかく冷静に対処することです。
まずは「ダメだよ」と言って落書きを止めて、その後で「壁は何かを書くところじゃないから、落書きしてはいけないよ」と注意しましょう。
小さいうちはもちろん意味が分かりませんが、それでも落書きしてはいけない意味を伝えることが大事です。
単にダメダメでは、萎縮してしまったり逆に反発心を持ったりするようになります。
また、子供は大きな面に何かを書くのが楽しいということもあるので、模造紙を一枚用意しておくのもいいでしょう。
床に模造紙を広げて、何でも好きなものを書かせてあげるようにすると、それだけで落書きをしたい欲求が満たされるのでしなくなることもあります。
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