2月3日は節分ですがこの日は立春でもあり暦上では春の始まりを意味します。
日本各地で豆まきが行われ、寺社でも有名人が豆まきをする様子はテレビニュースに流れます。
ところで節分は地域によってやり方が異なることをご存知でしょうか。
節分の由来や成り立ち、地域による節分の違いややり方を見てみましょう。
●節分の由来
節分にあたる2月3日はかつて1年の始まりを意味し折り、尊い日とされてきました。
そのため、本来春夏秋冬と1年に4回あった節分は2月3日だけを指すようになったのです。
言い換えれば節分は大みそかにあたり、陰陽師らが災いや厄を祓い清め、室町時代には豆まきを行い、その習慣が民間へと定着していったのです。
●地域による節分の違い
節分と言うと豆まきを行う家庭も多く、鬼は外、福は内と言いながら豆をまき、鬼を追い払うのが習わしとなっています。
地域ごとの特色を見てみると、群馬県鬼石地方は鬼が投げた石で町ができたということから、福は内、鬼は内という掛け声をし、いい鬼を招き入れます。
それから今では多くの地域で食べられるようになった恵方巻は元々関西地方で行われていたものです。
丸々1本の太巻きを、恵方を向いて何も言わずにただ黙々と食べて福を招き入れるという風習です。
また京都では玄関先に柊とイワシを飾る文化があり、イワシを食べる習慣が残っています。
投げる豆にも違いがあり、ほとんどの地域では大豆をまきますが、北海道や東北、信越地方では落花生をまきます。
これは雪の中でも拾いやすいようにということで60年ほど前から行われている風習です。
このように地域によって違いがある節分、各家庭で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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