豆まきは日本の風習なのだから赤ちゃんがいても行いたいという家庭はあるでしょうが、気を付けなければ窒息事故につながり危険です。
ではなぜ赤ちゃんに豆は危険なのでしょうか、その理由と対策法を考えてみましょう。
●赤ちゃんに豆が危険な理由
赤ちゃんに豆が危険な最大の理由は誤飲してのど(=気管支)に詰まりやすいからです。
あまり報道されることはありませんが、実は節分の日は毎年何人かの乳幼児が豆を気管支に詰まらせたと運ばれています。
当然ながら気管支では豆を消化することはできませんから、詰まった場所に残り続け、感染症や呼吸困難を引き起こすだけではなく最悪死に至るケースもあります。
さらに豆は体の温度、唾液などの水分により膨らみますから息ができなくなってしまいますし、手術でなければ取り除けないこともあります。
このように赤ちゃんにとって豆は非常に危険ですから、親御さんは常に注意しなければなりません。
●赤ちゃんを誤飲から防ごう
赤ちゃんを豆の誤飲事故から守るためには豆まきをしないか、赤ちゃんを抱っこして豆を完全に処理するまでおろさないようにしましょう。
上の子が豆まきをやりたがっているという場合は特に、赤ちゃんと豆を接触させないことが大切です。
要するに赤ちゃんが落ちた豆を拾わないようにすればいいので、赤ちゃんを抱っこひもなどでしっかり抱っこして行うのが最も安全です。
もしくは赤ちゃんが寝ている間に豆まきをし、掃除まで終わらせるようにしましょう。
豆をまかなくても、無病息災を願って食べるだけでもいいので、赤ちゃんの豆の危険から守ってあげてください。
Photo by Ankur P