今では多くの家庭が節分に恵方巻を食べていますが、もともとは関西地方だけで食べられていたものです。
少し前にセブンイレブンが全国展開し、今は情報番組でも取り上げられるほどの知名度を誇っています。
では今は多くの人が楽しむ恵方巻を、赤ちゃんも一緒に楽しむためにはどうすればいいのでしょうか。
●問題はノリ
太巻きお寿司である恵方巻。恵方巻に使われるノリはのどに詰まりやすく、赤ちゃんにとっては非常に危険です。
ですからノリで巻くのではなく、薄焼き卵を利用するのがお勧めです。
離乳食がまだ完全に終っていない赤ちゃんは、かんぴょうなどもやめて、野菜だけまいてあげるといいでしょう。
●サイズも小さく
太巻きは大人でも一口で食べるのは非常に大きいので、細まきにしてあげてもいいでしょう。
野菜はキュウリの真ん中側やアボカドなど柔らかいものを包んであげるのがおすすめです。
また輪切りにしてあげるとよりのど詰まりの心配がなくなりますから、家族みんなで楽しむことができます。
恵方巻きは切っちゃダメ(=縁が切れる)といわれていますが、安全第一なので、巻物にせず、赤ちゃんの一口サイズに小さく刻んであげるのが安心です。
●1歳前後の子どもにお勧めの具材
赤ちゃんの恵方巻は卵で巻くこと以外にも中身に工夫してみるのがおすすめです。
たとえばニンジンや大根を軟らかくゆでるか少し味付けしたもの、ブロッコリーの花の部分、サツマイモをつぶしたものがあります。
野菜以外ではチーズや納豆、ツナなど魚の身をほぐしたもの、そぼろがおすすめです。
しっかり食べることができる赤ちゃんならハートや鬼の絵などを巻きずしの中に描くのもいいですし、大人だけではなく赤ちゃんも楽しんで恵方巻が食べられる工夫をしてみてください。
Photo by sakura_chihaya+