●出産時に切れたり切開したりする会陰
出産をする時には会陰が切れてしまうことがあり、大きく裂けてしまわないように切開するケースもあります。
このような場合には産後に縫合することになって傷が残るため、当然会陰に痛みが生じるようになってしまいます。
会陰が切れる、また切開すると聞くと不安に感じる女性は多いと思いますが、陣痛の痛みの中で起きることだったり処置されることなので、ほとんどの場合には気づかないと言われています。
よく会陰マッサージをしておくと切れにくいといわれますが、伸びがよいかどうかは生まれもった体質などもあり、必ずしもマッサージで防ぐことはできません。
●会陰の痛みにはドーナツクッションを活用しよう
もしも会陰が裂けたり、切開した場合であっても、粘膜で血流が多い部位であることから傷の回復は早いと考えられています。
患部を清潔に保ち、産後はすぐに湯船に浸からないようにと工夫をして起きましょう。
傷が痛むのは特にトイレに関する時で、排尿や排便が困難になり、便秘を起こしてしまうママも多いようです。
座る姿勢は会陰の傷に負担をかけてしまうので、ドーナツクッションを用意しておくと、かなり楽になると言われています。
赤ちゃんの授乳をしたり、長時間座る時にはドーナツクッションを利用した方が良いと感じるママが多くいます。
夫婦生活が可能となってからも、会陰に傷がある場合にはママは激痛を感じて怖くなってしまうことがあるため、そのような場合には夫婦で相談することも大切だと考えられています。
Photo by Valentina Yachichurova