日本では信じられない話ですが、実はマレーシアではなんと、毎日3人もの子どもたちが行方不明になっていると言います。
なかでも、2013年には4,804人もの子どもが、行方がわからなくなっています。
行方不明になった子どもたちの大半は、考えたくもない悲劇という結末であると言います。
マレーシアでは、親が子どもからほんの少し目を離した隙に、行方がわからなくなるケースがとても多いそうです。
それはレジに並び会計を済ませる、ほんの数分の間の出来事だったりします。
●人事ではない!不審者に無防備な子ども達
そのマレーシアでとある実験が行われました。
実験をしているスタッグが、ショッピングモールに行き、子どもたちが遊ぶ広場に向かいます。
ちょっと珍しい大きなキャンディを持ち、親がそばにいない子どもに話しかけます。
子どもたちはその大きなキャンディを見せるだけで、とても嬉しそうな笑顔になり、そのスタッフにあっという間に心を開いてしまいます。
男の子も女の子も、みんなわずか数秒ほどで、嬉しそうな笑顔でキャンディを受け取ります。
キャンディをもらった子どもたちは、親のところに駆けつけ、キャンディを見せます。
どの親もそのキャンディを見て不可解そうな表情を浮かべるのですが、実はキャンディの柄の部分には、「あなたの子どもを誘拐するのには1秒もかからない。手遅れになる前に、子どもから目を離さないように。」とメッセージが書かれてあったのです。
日本では誘拐の時に、人気のキャラクターやゲームが利用されることも多いです。
大人が子どもたちにどんなに「悪い人について言ってはいけない」といっても、キャンディや大好きなキャラクターものをくれる人は悪い人だと思わないのです。
親は決して子どもから目を離さないことが一番の予防なのです。
うちの子はひとみしりだし、あやしい人に警戒するから大丈夫と思っていても、子どもの扱いに慣れた人であれば、こんなにも簡単に誘拐ができるということを知らせてくれる映像です。
<出典>YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1mBvgTAgZvc
Photo by Claudio Gennari