少し前まで、赤ちゃんは花粉の季節を2回経験しなければ花粉症を発症しないと考えられていたのですが、
最近では生後3ヶ月未満の赤ちゃんや6ヶ月の赤ちゃんでも花粉症になることが解ってきました。
特に生後3ヶ月までの赤ちゃんは、体内で免疫が作られている途中なので花粉を多く取り込んでしまうと花粉症になることがあると言われています。
サラサラとしていて止まらない鼻水やまぶたの腫れ、涙、くしゃみや鼻づまりによる口呼吸など、赤ちゃんの花粉症の症状に早く気づけるように注意しましょう。
・赤ちゃんが花粉症になる原因は?
花粉症を発症してしまう原因としては、遺伝的要素の他に赤ちゃんがママのお腹にいた時に花粉を取り込んでしまったことが関係していると言われています。
妊娠後期に花粉が多く飛散する季節を経験した赤ちゃんは花粉症発症のリスクが高まると考えられているため、ママはしっかりとマスクなどで花粉を予防しましょう。
・赤ちゃんの花粉症の対処法と治療法
赤ちゃんが花粉症になってしまった場合は、大人とは少し異なる治療法が用いられます。
抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を使うことは共通していますが、ステロイド剤は赤ちゃんがショック症状を引き起こす可能性があるため用いません。
家庭で赤ちゃんの花粉症の症状を和らげるためには、生活リズムを整え、呼吸がしやすいように加湿器をつけることや、
かゆみを抑えるために体を温めすぎないこと、鼻水をこまめに取り除くことなどがポイントになります。
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