ワシントン大学の心理学教授で、結婚・家族研究所の所長でもあるゴットマン博士は、夫婦の会話をたった5分を観察すれば、その夫婦が幸せな結婚生活を送ることが出来るのか、もしくは離婚してしまうのか、90%以上もの正確さで予測出来ると言います。
そのゴットマン博士が提唱する正しい夫婦ケンカの方法を紹介しましょう。
●正しい夫婦ケンカの方法とは・・
ゴットマン博士は、結婚生活を成功に導く7つの原則があることを発見しています。
その中には、相手から逃げずに真正面から向き合う、というものがあります。
これは、夫婦ケンカはどんどんやった方が良いという内容にも見えます。
夫婦ケンカをしないように頑張っていると、どうしても相手へのわだかまりやストレスが貯まるものです。
それがいつの日か修復不可能な大きな溝になる可能性もあります。
そんなことにならないように、いつも相手と真正面から向き合い、自分の言いたいことを伝え、相手の話しも聞ける関係でなければいけません。
お互いが自分の意見を伝えても、正しいやり方であれば、それが修復不能な大きなケンカにつながることはありません。
ケンカで心掛けたいことは、お互いがストレスを感じないような話し方をすることが大切です。
「順を追って丁寧に話すこと」、「相手の話は真摯に聞く態度」が大切です。
また、お節介なアドバイスなどは控え、相手のことを理解していることも知らせましょう。
相手の意見を否定するのではなく、意見を尊重することが大切です。
自分の意見とは違っていても、お互いが尊重しあうことができれば、ストレスなく楽しい結婚生活となるはずです。
また、夫婦には、解決出来る問題と永遠に解決できない問題があります。
前者のみ解決に取り組むようにして、相手の欠点にも寛大であることが大切です。
常に相違点があるかも知れませんが、2人で妥協点を見つけて、行き詰まりを乗り越えて行くことで2人の仲も深まることでしょう。
Photo by Parker Knight