子どもが生まれてから夫婦喧嘩が絶えなくなったという家庭も多いかと思います。
仕事が終わって、帰宅後や、休日に「家にいるときくらいゆっくりさせろ!」というパパも多いのですが、家の中でずっと家事や育児をしているママだって、大変なのです。
あるパパが、そんな理由から大喧嘩をしてしまいます。
その後に、パパがママに書いた謝罪の手紙があります。
これを読めば、ママの辛さもわかってもらえるはずです。
●こんな夫婦喧嘩していませんか!?
ある家庭での出来事です。
仕事から疲れ切って帰宅するパパは、うるさい子どもや妻に邪魔されることなく、一人ゆっくりサッカー中継を見ながらくつろぎたいと考えています。
しかし、自宅に帰ってみれば、泣きわめく赤ん坊に、さらに上の兄弟が喧嘩を始める始末です。
イラつくパパは、テレビのボリュームを上げるのですが、これにママはカチンときます。
「少しくらい育児を手伝ってくれてもいいのに」という妻に、パパは「君が家でままごとをしている間、僕は一日中外で働いているのだ」と言います。
この言葉で喧嘩はエスカレートして、とうとう妻は泣き出し、パパも子どもたちも置いて家出をしてしまいます。
家出まではしないものの、こんな夫婦喧嘩は、どの家庭でも珍しいことではないはずです。
この夫婦の場合、妻が2日間家出をしたために、パパは会社に休みを取って1日中、家で子どもに振り回されることになります。
ここで初めて妻の大変さを知ることになるのです。
●この喧嘩のあと、夫が妻に書いた感謝の手紙の内容とは・・
この大喧嘩のあと、夫は妻に日頃の感謝の手紙を書きます。
妻になり代わって過ごした2日間がとても大変だったこと、そして妻の疲労の理由が分かったこと、さらに会社で過ごす10時間よりも、家で育児をしながら過ごすことの方がよほど大変であることが分かったと。
家に閉じこもり、小さい子どものお世話をすることは、精神的にも肉体的にもとても大変なことであることを、この夫は身をもって実感し、妻に感謝の手紙を書いたのです。
「一日中走り回って、お風呂にすら入る時間がなかった。
ミルクを温めながら、こどもたちに服を着せつつ、キッチンの掃除もするという経験もした。
家に閉じ込められたまま、10歳以下の子どもとしか会話をしないことがどれだけ苦痛かわかった。
走り回る子どもの世話に追われて、座って自分の食事をすることもできない。
心も体も疲れ切って、たっぷり眠りたいのに、夜中に3時間おきに赤ちゃんが泣いて、起きるから、全然休まらなかった。
君の代わりに2日間を過ごして、君がどうして疲れているのかわかったよ。」
とつづっています。
さらに、ママにとって、子育てだけが大変なのではありません。
「家にこもって、社会から取り残されたような不安感がどれだけつらいことかわかった。
子どもといるために仕事のキャリアや、友達と飲み会に行く時間、スポーツを楽しむ時間を犠牲にしていることがわかった。
自分の子どものために心を砕いているのに、何も知らない他人にあれこれ育児の口出しをされることがどれだけ頭にくるかわかった。
そして、母親であることはこんなに重労働なのに、誰も価値を認めてくれなくて報酬ももらえない。
…僕がこの2日間で気づいたことを伝えずにはいられないよ。
『君はとても勇気があって、ものすごく大変なことを毎日こなしている。僕は君を心から尊敬してるよ!!』」
この夫が妻に書いた手紙は、フェイスブックで公開されて、すでに110,000回以上もシェアされています。
これは、毎日辛い思いをしながら頑張っているたくさんのママたちと、そしてパパたちにもぜひ読んでもらいたい手紙ですね。
https://www.facebook.com/amyfangzhen/posts/1107302689316412
Photo by Big D2112