子どもを何人欲しいかについては、夫婦で同じ意見ならいいのですが、子どもを宿しお腹の中で育てて産むのは女性にしかできません。
子ども好きなパパはできるだけたくさん欲しいと言いますが、実際に産んで育てるとなるとお金もかかりますし、子育てはマニュアル通りにはいかないので苦労も多いのです。
●パパと意見が分かれる時
産んで育てる大変さがあっても、子どもの顔を見れば吹き飛んでしまうものです。
しかし現実問題として、子どもを育てるにもお金はかかります。
今は1人の子どもを成人させるまでに、2000万円かかるともいわれていて、子どもの人数が増えるほど家計を圧迫するのも事実です。
パパが高収入なら子沢山も可能ですが、育てるのはママになるので経済的な余裕があっても、子育て自体の苦労を考えると、どうしてもパパとママでは意見が分かれてしまうようです。
通わせる学校によってはもう少し費用を抑えられる可能性もありますが、現在の目安は年収250万円につき1人とも言われています。
つまり2人欲しいなら最低でも年収は500万円、3人欲しいなら年収750万円、4人なら1000万円はないといけない計算になります。
あくまでも目安ですが、子育てにはお金がかかります。
子どもが欲しくても経済的な事情で一人っ子というケースもありますが、ここは夫婦でよく話合って決めるのが一番です。
最初はたくさん子どもを欲しいと希望していても、パパが子育てに参加せず、ママが苦労を一人で背負いこんだ場合、もうこれ以上は無理と意見が変わってしまうこともあります。
夫婦のどちらかが高齢で、数年後の出産や稼ぎに不安があり、これ以上子どもは増やせないという場合もあるでしょう。
また子どもが育つ環境についても、ママとパパで育った環境が違うため意識にばらつきがあるかもしれません。自分自身が一人っ子だった人と、4人きょうだいで育った人では、子どもの人数についてイメージが食い違うかもしれません。
1人の子に時間と愛情とお金をたっぷりかけて習い事をたくさんさせようと考える人と、多人数の子どもで自主的にのびのび遊ばせた方がよいと考える人では、子育てのリソースの考え方が異なるでしょう。
共働きの夫婦でも、出産してしばらくの間ママは仕事ができませんから、こういうところもよく話し合って決めてください。
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