わが子をみているうちに「うちの子、左利き?」と思う場面もあります。
最近は左利き用の道具が揃っていたり、昔に比べて広く理解されるようになった左利きですが、気になるものです。
●利き手がきまるのは生後9か月~
実は生まれた時から利き手はもう決まっています。
利き手の左右を決定するのは、脳。
遺伝の影響もあるといわれます。
でも赤ちゃんのうちは、本能的な動きで体を動かしているため、左右どちらも使います。
右利きでも左手をよく使う子もいます。
生後9ヶ月からはっきりしはじめ、1歳の頃にはお絵かきしたりして違いがわかるようになります。
●利き手と利き足は別
大人でもよくあるのは、ペンと箸は右手だけど、スポーツをする時は左、という人もいます。
また、右利きだけど、走り始める時など左足が利き足になっているという人もいます。
厳密に、左右どちらと決めつけず、子どもが使いやすい方の手や足を自由に使わせてあげてください。
●矯正は必要ない?
最近は左利きの人に対し、無理に右を使うように矯正することで、脳にストレスがかかることが判明しています。
つい親ごころで左利きで不便なこともあるだろうと心配にもなりますが、矯正される方がストレスになるので、その子の個性であり、それぞれの手足の役割があるのだととらえ、見守ってあげましょう。
年齢に応じて、専門家に相談したり、左利き用の道具を用意してあげるなど、そっと配慮してあげるといいでしょう。
Photo by Pedro Serapio