一般的に、子供というのは野菜が嫌いなものですね。
苦味があったり辛かったり、癖がある野菜というのは、子供の味覚からすると受け付けないのは当然です。
そんな野菜をそのまま調理しても食べてくれないのは当たり前なので、食べられるようになるまでは一手間加えてあげましょう。
まずはオーソドックスですが、みじん切りにして肉団子やハンバーグなどに混ぜてしまうのが一番良い方法です。
細かく刻んでお肉に混ぜてしまえば子供も食べやすいですし、野菜独特の風味も抑えることができます。
ただし、ピーマンなどのように苦味が強いものは、そのまま混ぜてしまうと他の食材に味が移ってしまい、料理自体が食べられなくなることもあります。
苦味成分は油に溶けるという性質があるので、ちょっと面倒ですが下ごしらえの時に油通しをするのもオススメです。
また、青臭いというのも子供が野菜を嫌う理由の一つです。
繊維がある野菜は、繊維を断ち切ってしまうと細胞が破壊されてえぐみなどが強くなるので、繊維に沿って切るようにしましょう。
もしも時間に余裕があれば、野菜をデコレーションするのもいいですね。
人参などは星型やハート型にくり抜いたり、最近は大根おろしアートなんていうのも流行っています。
これは大根おろしの水分をしっかり切って、くまや雪だるまなどキャラクターの形に整えるというものです。
ビタミンやミネラルなど栄養が豊富な野菜は栄養を壊さないように食べてさせたいですが、ムリに食べさせようとすると逆に野菜嫌いを増長してしまうので、最初は美味しく楽しく優先してあげるようにしましょう。
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