日本の首都である東京23区は、東京の顔とも言えるエリアで、日本の数ある自治体の中でも、一人勝ちとも揶揄されています。
しかし、この23区の中でも学歴や所得格差があるようです。
●東京23区「学歴格差」ランキングを紹介!
東京23区の中でも学歴格差が存在しています。
大卒者が多いのは千代田区で、短大卒者が多いのは世田谷区です。
そして、高卒者が多いのは足立区です。
受験シーズンを前にして、このような東京23区の学歴格差が気になる方も多いのではないでしょうか。
さらに、東京23区では、学歴格差と同様に注目されているのが「所得格差」です。
港区の所得水準は、足立区のなんと3倍と言われているのです。
港区が実に904万円なのに対して、足立区は323万円と、3倍に近い所得格差が生じているのです。
このデータは、総務省が発表した2012年の所得水準のデータです。
日本の首都、東京23区に暮らしている人の中には、ここに住むことにステイタスを感じている人も多いかと思います。
日本全体を見れば一極集中が進んでいるように見える東京ですが、実は内部ではこのような格差が存在しているのです。
●一概に「高学歴と高所得」とは言いきれない!
このような学歴格差や所得格差のデータはあるものの、一概に高学歴だから高所得とは言い切れない部分もあります。
人気ドラマ「下町ロケット」のように、下町にはたくさん工場を経営している人がいて高所得を実現しています。
そんな工場を経営する人たちは、大学を卒業しているわけではなく、専門技術を学ぶために専門学校へ行っています。
ただ単純に高学歴だから、高卒だから、という優劣をつけたり、学歴格差がイコール所得格差につながるわけでもないはずです。
これからは特に学歴よりも、一人ひとりが何を目指すのか、何を目的として学校に進学するのか、ということが問われる時代になるでしょう。
また、所得ランキングで下位に位置するような地域には、その地域特有の庶民的な雰囲気に魅力を感じている人も多いはずです。
格差、という言葉に抵抗や偏見を感じる人も多いですが、東京のこのような違いや差は、それぞれの地域の個性や魅力を再発見するカギにもなりそうです。
Photo by Philippe Put






