お小遣い制が日本のお父さんをダメにしている。
こんな考え方があるようです。
『お小遣い制になると、パパが自分への前向きな投資ができなくなり、セルフイメージも縮小、結果的には収入面にも影響が大きく出てくる』という考えのようです。
●「お小遣い制が日本のパパをダメにする」っていう根拠は?
サラリーマンの家庭では、そのほとんどが、パパはお小遣い制になっているのではないでしょうか。
しかし、その考えによると『お小遣い制によるデメリットは大きく、日本のパパをダメにしてしまっている』と説明されています。
著者は高額セミナーや起業準備といった自己投資は、お小遣い制では思い切った挑戦ができなってしまいます。
これが、お小遣い制の大きなデメリットだと訴えています。
このようなパパの自己投資に理解のある奥さんであれば、お小遣い制でも良いのかも知れませんが、やはり財布の紐を握っている奥さんから、費用対効果の説明などを求められるはずです。
こうなるとパパは面倒になり、前向きな投資をしよう、という、挑戦する意識がなくなってしまうでしょう。
お金を自由にコントロール出来ないことでセルフイメージが縮小してしまうことは、パパの人生にとって大きな損失になると言うのです。
これから起業をしてみよう、大きな仕事に挑戦したい、と言った発想自体が、お小遣い制だと湧いてこないと言います。
●お金のことは面倒くさい!?
特にこれらから起業を目指している人は、財布の紐は握るべき、という考えが主張されています。
誰でも自分で財布の紐を握った方が、自由にお金をコントロールできて良いはずなのですが、ではどうして男尊女卑の傾向が根強い日本で、パパのお小遣い制の家庭が多いのでしょう。
それは、やはりお金の管理は面倒くさいのです。
実際、家庭を持ち、子どももいれば、子どもの教育費の貯蓄など、いろいろとお金のコントールが必要になってきます。
マルチタスクといって、同時にいろんなことを気にかけることが得意な女性が、「食費などの家計」「パパのお小遣い」「現在の養育費」「将来の教育費」「子どもに残す貯蓄」「老後のプラン」など、あらゆる方面のことをまとめて管理することに長けているのです。
一極集中タイプが多い男性は、一つの分野でやりくりすることは得意でも、日々の暮らしのこまごました出費や、子どもに何が必要かなど、毎日全て把握していくのは、不得意で、負担に感じることが多いようです。
また、いくらビジネスに投資したとしても、子どもの教育費を一切貯めていないような場合、よい家計の管理といえるのでしょうか?
だから、お金のことは女性に丸投げで、お小遣い制で窮屈ながらも楽に過ごしてきた、という状況があるのです。
もちろん、なかには、家計の管理が苦手な女性も、細かなマネープランを練るのが得意な男性もいます。
そういう家ではお財布の紐を握るのが男性の方となっているようです。
パパのお小遣い制について、いったいあなたはどう思いますか。
Photo by surlygirl