料理がこびりつかず、スムーズに調理が出来ると人気のテフロン加工のフライパンですが、実は、テフロンは非常に有害であるという話もあります。
これは本当のことなのでしょうか。
●テフロンは、絶対にNG!?恐ろしい噂話とは・・
テフロンの製造過程で発生するPFOAという物質には有害性がある、との訴訟が起こされ、その有害性が認められています。
このPFOAという物質は、フッ素樹脂のことで、いわゆるテフロン加工などのフッ素加工されたフライパンは有害性がある、ということなのです。
テフロン加工の有害性とは、具体的にガンや肝臓疾患、先天性の発達障害など、いろいろな病気を引き起こす可能性があるとされています。
これらの病気にかかり、亡くなったなどの訴訟が、テフロンの商標を持つデュポン社へ数多く起こされているのです。
一説によると、このような有害性があることを、デュポン社は知っていながらも隠していたようです。
実際に、1961年にはマウスやうさぎなどを使った動物実験で、PFOAを与えた動物の肝臓が異常に肥大した、という結果が記録に残されているのです。
さらに人体実験も行われており、PFOAを混入したタバコを吸ってもらい、体内に起こる反応を調査、多くのタバコを吸った10人中、なんと9人に悪寒や発熱、腰痛などのインフルエンザのような症状が起こるこという結果が出ています。
このような実験結果がありながらもデュポン社は、利益優先のため、テフロン製造を止めなかったのです。
年月もたち、さらに大きな被害が広がっています。
まず、デュポン社に勤務していた子どもに影響が出ています。
妊娠していた従業員7人のうち、2人の子どもが奇形児として出産したと言います。
それでも製造を続けていたところ、さらに公害が起こっています。
テフロンの製造過程で出た廃棄物を捨て、工業廃水を流していた地域では、牧場の牛が奇怪な行動をとって、数百頭が死ぬという現象が起こっていました。その牛を解剖したところ、内臓が鮮やかな緑色になっていたとも噂されています。
●テフロンは無害という意見も・・
このような有害性が発覚していながらも、テフロンは無害という声もあります。
テフロンは非常に安定した物質で、人体に入っても吸収されることなく、そのまま排出されると言う意見があります。
もしも排出されず吸収されるような物質なら、焦げ付かないというメリットは得られないと言います。
しかし、反対に、テフロンやPFOAは、それ自体が有害であると同時に、体内で分解されず、体の至るところに蓄積されていく、という情報もあります。
賛否両論ありますが、実際のところ、どうなのでしょうか。
このような不安な情報がある以上、子どものためにも安心のステンレスや鉄製の調理器具を選びたいですね。
<出典>テフロン加工は絶対NG!デュポンが60年隠したテフロンの有害性
http://phytochemical.net/damages-of-dupont-teflon/
Photo by David Quitoriano