「子どもが体験するべき50の危険なこと」
これは何のことだと思いますか?
実はこれ、子育ての本のタイトルなんです。
この本は、さまざまな分野から選んだ50の活動を通して、子どもが身につけるべき「本当の危険を見きわめる力」と「それに対処する力」を身につけるための方法を伝えています。
安全なところに隔離されて育った子どもは、何か危険なのか、肌で知ることはできません。
危ないことがないように大切に育てたはずなのに、親が見ていない場所にいったとたん、子どもが危険に巻き込まれてしまうのは皮肉なことです。
親に見守られながら、危ない思いを体験して、何に気をつけるべきなのか学んだ子の方が、ある意味、本当に安全なところにいるといえるでしょう。
この本であげられている「危険な活動」の一部をご紹介します。
「ナイフを使う」
「目かくしで1時間すごす」
「強風の中で手作り凧をあげる」
「やりを投げる」
「ミツバチの巣を探す」
「指を瞬間接着剤でくっつける」
これらの活動を親子で行うことで、道具を使う技術、とっさの際の身体の使い方、最新技術と社会の仕組みなどに関して、実際に体験して知識を得ることができるようになります。
親もきちんと予備知識をもって「危険活動」を行わないと、本当に危なそうですね。
子育て中の人だけでなく、全ての大人も子どもにも、無意識で制限していたこと、頭でわかったつもりになっていたことなどに気づかされる本となりそうです。
<出典>
子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)
http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%8C%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D50%E3%81%AE%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8-Make-Japan-Gever-Tulley/dp/4873114985
Photo by Jan Krutisch