最近はわたしたち親の時代に比べて、一人っ子が増え、きょうだいの数も減っています。
子どもは何人欲しいか、夫婦で考えるとき、それぞれのメリットやデメリットを検討してみる場面も多いようです。
ここでは、きょうだいのメリットについて考えてみたいと思います。
●きょうだいのメリット
一人っ子がいいのか、きょうだいがいた方がいいのかは意見が分かれる所です。
しかし、実際にきょうだいがいた人の多くは、きょうだいがいて良かったと感じる場面は多いようです。
子どもの頃にきょうだいで遊んだりケンカをすることで、人間関係を学ぶことができたと感じる人も多く、おやつを半分にしたり、おもちゃを貸し借りしたりするなど、シェアすることも成長してから役立つことだと考えられます。
また、きょうだいが仲良く育つと、思春期など親には相談しにくく、友達にもなかなか言い出せないことを、きょうだいとは話し合うことができたという経験を持つ人も多くいます。
姉妹の場合は、洋服や小物の貸し借りができることが良かったと感じることも多いようです。大人になって離れても、恋愛話や仕事の愚痴などの長電話をしたり、お互いに子育てが始まればママ友になることもできます。
兄弟の場合、よきライバルでもあり、仲間でもあり。問題が起こった時の連帯感は強く、男社会で上手に生き抜く術が身につくといわれています。
男女のきょうだいなら、それぞれ異性の特性を理解できるので、異性とのコミュニケーション能力があがるというメリットもあります。
●大人になると特に感じるきょうだいの良さ
若い内は衝突することも多いきょうだいですが、大人になっていくほどお互いを尊重し、思いやることでお互いが助けられる場面が出てきます。
特に子どもが成長した時、親が病気をしたり亡くなったりした時には、きょうだいがいて本当に良かったと感じた人が多いと言われています。
病気になった親の看病をきょうだいで分担することなどは勿論ですが、何よりも精神的にきょうだいが支えになる場面が多いのです。
また、きょうだいの中に独身の人がいた時、いざという時に頼ることができるように話し合っているケースもあるようです。
生活の中で困ったことが起きた時だけでなく、きょうだいがいるとそれぞれが結婚をして子どもが生まれた時などに家族が増えることも楽しみになります。
Photo by Jerry