シンガポールの幼児教育は、21世紀を生き抜く人材を育てるだろうと期待されています。
「ロボット工学」を3歳児が学ぶという、驚きのシンガポールの最新の教育情報を紹介します。
●3歳児が「ロボット工学」を学ぶ!?最新教育情報!
日本でも、レゴや電子部品でロボットを作る工学系の習い事や、ロボット教室などが人気となっていますが、シンガポールでもそのような教育がすすめられているようです。
シンガポールのとある私学のインターナショナルスクールでは、幼児のカリキュラムは、到達目的が科学的に設定されており、そこから綿密に逆算されて作られています。
先生達もしっかりとトレーニングされた最新教育を受けた精鋭たちばかりです。
こちらのプリスクールの3歳児が受けている教育の現場では、「子どもたちの各種能力が、親の持つそれらよりも予想以上に早くに上まってしまいそうで、そうなった場合、どう対処すれば良いのか。」といった心配まで出ているそうです。
2歳でこの学校に通い始めた女の子は、語学の進歩が素晴らしく、英語も中国語も発音もキレイに関係代名詞もきちんと使えるようになったと言います。
また、自宅では、帰宅するなり英語で「シンガポールを作りたい」と言い、レゴブロックでいろいろな建物を作り始めるのだそうです。
実際に観覧車からみた風景を、レゴで3Dに変換したというから驚きです。
この学校では、極力「〇〇しちゃダメ!」とは言わない方針で、子どもたちの探究心を伸ばすことを大切にしています。
例え3歳の幼児であろうと、限界を設定せず、可能性をどんどん引き伸ばしてあげようとする教育方針なのです。
また、3歳半以上の子どもが対象の課外授業では、「ロボット工学」クラスもあり、レゴを使ってロボットを作成、その過程では、ロボットを自由に操作するためのコーディングの基礎も学ぶことができます。
実際に手を動かして、実際に活躍するエンジニアを講師に呼んで、生のモノづくりを学ぶという手法が、未来で活躍する人材を育てていくだろうと期待されています。
日本でもこのような学校が増えていくかもしれませんね。
Photo by Kelly Sue DeConnick