子どもを産む前は、赤ちゃんが泣けばミルクをやって、おむつを替えればいいと思っていた、という人も多いのではないのでしょうか?
しかし、実際に赤ちゃんを育ててみると、「なぜ泣いているのかわからない」という状況も多くて、しかも「泣きやまない赤ちゃんにノイローゼ寸前になった」「わが子の気持ちが分からず、子育てに自信を無くした」という経験を持つママが半数以上います。
赤ちゃんはなぜ泣くのでしょうか?
●体の不快を訴えて泣く
育児書にあるような泣き方は、体の不快を訴える泣き方です。
・お腹がすいた
・おむつが濡れて気持ち悪い
・暑い・寒い
・痛い・気持ち悪い
赤ちゃんが泣いたら、まず先に、上記をチェックするのが一般的ですね。
生きていくために必要な訴えといえます。
赤ちゃんの泣き声で困ってしまうのは、どれにもあてはまらない場合ですよね。
●精神的な不快を訴えて泣く
・さみしい・かまってほしい
・眠いのに眠れない
・体の向きや景色が気に入らない
・なんとなく不安
大人だったら、「そんなこと知るか!」といわれそうな、「なんとなく」の心の不快感。
でも、温かくて、ママの心臓を感じるお腹の中にいた赤ちゃんからすると、外の世界に出てきて、とても大きな不安を感じるのは当たり前のこと。
抱きぐせがつく、など考えず、可能な限りしっかり抱いてあげると、赤ちゃんは、外の世界でもちゃんと守ってくれる人いる、と安心できるようです。
ただし、「夜泣きがつらい」「ママの体力が限界」という場合、無理をしないでください。
ママの負担になるまでがんばろうとせず、家族と交代してもらったり、短期間であれば、赤ちゃんに「今日は抱っこできないの、ごめんね」といって、ちょっとだけ我慢してもらっても大丈夫です。
Photo by elaine moore