子供は偏食しがちです。
味覚には、甘い、苦い、酸っぱい、塩辛い、旨みの5種類があると言われていますが、子供はこれらの味覚が未発達です。
また食感に関しても大人とはまったく違うので、大人の出した食べ物に対して好き嫌いがあるのは当たり前のことと言えます。
さらに現代は、嫌いなものをわざわざ食べなくても、新しい味にチャレンジしなくても、十分にお腹を満たすことができます。
そのため偏食の子供が増えているのですが、あまりにもひどい偏食だと成長が遅れたり、発達障害が起きてしまう可能性があるので気をつけなくてはいけません。
と言っても、大人でも嫌いなもの食べられないものはありますし、それをムリして食べることもしませんよね。となると、子供の偏食を治すのは、やさしいことではありません。
いくら食べ物の大切さ、栄養を摂ることの重要性を教えようとしても、子供がそれを理解するのは難しいでしょう。
ですが、それをそのまま放っておくのも良くないので、小さいうちからしっかり治していきたいですよね。
まずは食べることを楽しめるように工夫してください。
一人で食べさせない、食事中はテレビは消して会話するようにしてください。
その上で、人参を星型にカットしたり、ご飯を軽く握って簡単なキャラクターを作ってみるなど、子供が喜ぶ演出をしてあげるといいですね。
初めて食べるものだったら、まずはママが食べてみて大げさに美味しそうにするのがいいでしょう。苦手にしていたものを食べれたら思いっきり褒めてあげたりしましょう。
子供のしつけは怒るよりもできたことをほめるのが鉄則です。食べ物指導でもまずほめてその後で食べ物の必要性を繰り返し教えるようにしてください。
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