イヤイヤ期のしつけは難しいものですが、子どもからの視点で見れば、成長の証、と余裕を持ってしつけることができます。
●「いつもと違うと怒る子」の場合にはどうしつければいい!?
「いつもと違うことをすると怒る」というのは、「子ども自身が次の行動予定を見通している」という見方ができます。
例えば、いつもと違う道を通ったり、食事の順番が変わったりすると怒って癇癪を起こす子どももいます。
それは、もう次の行動を子どもが予測して、「今度はこれをするつもり」になっているからなのです。
小さいながらも頭の中にしっかりと毎日の「計画」ができるようになったということです。
子どもながらに、頭の中で、するつもりだったことが、急に変更になるので「どうしてなの!これがしたいのに!」と怒ってしまうのです。
自分の頭で先のことまで予想して、考えることができるようになった、素晴らしい成長の証なのですね。
ですから、大人は、もう赤ちゃんでないことを理解して、小さいながらも一人前の人間として、次の予定を説明してあげるようにしましょう。
頭ごなしに、「ダメ!」と言って、言うことを聞かせようとしても、子どもの癇癪は収まることはないでしょう。
何気ないことでも、次の予定やいつもと違うことがあるときは、前もって知らせておくことで、怒ることも少なくなるはずです。
「この後お買い物にいくから、いつもと違う道を通って帰るよ」などと、事前に説明をしておけば、いつもとは違うことが怒っても、安心して過ごせるようになるでしょう。
突然の違いに混乱することが少なくなり、ママのイライラも少なくなるはずです。
Photo by Nate Davis