子どもの性格というのはそれぞれに違うものですから、イヤイヤと駄々をこねる子どももいれば、全く駄々をこねないおとなしい子もいます。
子育てには参考にできるマニュアルはあるものの、「こうやって育てれば駄々っ子にならない」というマニュアルはありません。
親としては、やっぱりイヤイヤをしたり駄々をこねたりしない子に育ってほしいものですが、子どもが自分の気持ちを主張しているので悪いことではありません。
ただ、2歳や3歳ぐらいまでなら言い聞かせようとしても言葉の意味が通じないので、しょうがないで済みますが、4歳以降である程度言葉の意味を理解するようになったのにわがままを通すのは止めた方がいいでしょう。
もちろん子どもにも言い分がありますから、まずはできるだけ理解するように努める必要はあります。
ですが単なるわがままだった場合は、きちんと「それは出来ない」ということを理解してもらわなくてはいけません。
イヤイヤと駄々をこねるのは悪いことではないものの、それをいつまでも聞いてしまうと、協調性に欠いたり攻撃的な性格になる傾向があります。
協調性は人間社会で生きていく上で絶対に必要なもので、これが欠けてしまったら、学校生活に馴染めなくなったり就職ができなくなるかもしれません。
また、攻撃的な性格になると友達も出来にくくなりますし、しょっちゅう人と衝突して孤立してしまいます。
子どもの間はお山の大将で済むかもしれませんが、将来的には社会に馴染めず友達もいないなんてことになりかねないので、言葉が分かる年齢になったらしっかり向き合って自己中心的な性格にならないようにしてあげましょう。
ただし、我の強さは意思の強さでもあるので、上手に伸ばしていけば大きな強みになります。
危険なことやマナー違反でない限りは、気持ちを受け止めて、納得できるまで熱中させてあげましょう。
Photo by Eric Lewis