魔のイヤイヤ期の子どもと接するのに疲れ果ててしまったというママも多いかと思うのですが、イヤイヤ期の数々の行動も別の角度から見ることで、解決の糸口が見えてくるかも知れません。
●イヤイヤ期の困った行動に悩んだら、別の角度から見て!
何を言っても拒否をする、ぐずって言うことを聞かない、といったイヤイヤ期特有の問題行動は、ママの大きな悩みとなります。
このような行動があまりにも目に余るようだと、「どうしてうちの子だけ言うことがきけないの?」「お友達と仲良くできなくて心配」などと、ついよその子と比べてしまいますね。
お友達への乱暴や、頑固な態度には、必ず理由があるものです。
ついかっとなってしまうのですが、ここは落ち着いて、子供の行動を一面からだけ判断せず、別の角度から見てみることが大切です。
例えば、「落ち着きがない」という態度は、「好奇心旺盛で活動的」と見ることができます。
「感情的で、すぐ泣いたり怒ったりする」などは、「自分の感情をしっかり表現できる」と見ることができます。
また、「いくじなし」というのは、「よく考えて行動できる、慎重」と見ることができるのです。
●子どもの行動に隠された心理
そして、その行動を単にやめさせるのでなく、どうしてそんなことをするのか考えてみましょう。
子供一人から発生する問題行為というのはほとんどなく、たいていは周りの大人や環境とのかかわりのなかで、ひっかかる状態を抱えていることが多いようです。
わざと怒られることばかりする時は、自分に関心を持ってほしい、もっと愛情を注いでほしいというサインだといわれています。
イヤイヤ期の困った行動は、子どもからのサインだと思い、しっかりと受け止め、今の育児環境を見直してみるいいチャンスかも知れません。
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