赤ちゃんは、眠くなったら寝る、お腹が空いたりおむつが濡れて気持ち悪くなったら泣くというように、本能のままに生きているように見えます。
ですがその中で、おっぱいを飲んでお腹が満たされたら嬉しい、おむつを取り替えてもらって気持ち良いなどの感情が育まれていきます。
そして、ママの手のぬくもりや優しい声を感じながら、親子の絆を深めていくのです。
この絆があるからこそ、赤ちゃんはママに全面的な信頼を寄せ、安心感を得ることが出来るので、たとえ言葉が通じなくてもコミュニケーションを取るのはとても大事なことなのです。
赤ちゃんが一番嬉しいコミュニケーションは、とにかく肌に触れてもらうということです。
言葉も分からず自分から動くこともできない赤ちゃんは、肌に触れる感触によって愛情を感じ取るので、出来るだけたくさん触れてあげましょう。
手を握る、足をさする、ほっぺをくっつけるなど、肌と肌が触れ合うことであれば何でも構いません。
何をすればいいかわからない場合はベビーマッサージをするのもいいですし、時間に余裕があればベビースイミングに通うのもいいですね。
また、たとえ理解しなくてもどんどん話しかけてあげましょう。
おっぱいをあげる時には「美味しい?」「たくさん飲んでね」、おむつを替える時は「気持ちいいね」「すっきりしたね」というように、レスがなくても話しかけるようにしてください。
常に同じ声を聞くことで、赤ちゃんはママを認識しますし、意味が分からなくても声のトーンで自分のためにいろいろしてくれている、気づかってもらっていることを感覚的に理解して情緒も安定します。
Photo by Oleg Sidorenko